「嫌なものの反射」により免疫力が上がる
一般的に「刺激物」といわれる、辛さ、酸っぱさ、苦さが強い食べ物は、あまりに強烈だと食べることもできませんが、適度な刺激であれば、美味しさにつながります。
程度の差はあれど「今日は酸っぱいものが食べたい」「今日はとても辛いものが食べたい」という気持ちは、誰しもが感じたことがあるのではないでしょうか?
その刺激物を食べたいという気持ち、実は体がスッキリしたいと訴えているのかもしれません。なぜならば、刺激物は体にとてもよいデトックス効果をもたらすからです。
刺激物が体に入ると、体内では「嫌なものが入った」と認識し、排出しようとします。酸っぱいものを食べて唾液が多く出たり、辛いものを食べて体がほてったりするのはその「嫌なもの反射」によるものです。この、「嫌なもの反射」が起こると、副交感神経が優位になり、体がリラックスしてきます。そして体温も上がり、免疫力もアップするという仕組みです。
そのような効果の他にも、苦いものであれば、体のほてりをとって夏バテを防ぐ効果があったり、酸っぱいものは、疲労回復や食欲増進の効果があります。また、辛いものは体を内側から温める効果があるので、冷え症の対象にもなります。ただし、食べ過ぎると胃腸に負担がかかってしまうので、その点は注意しましょう。
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